秘書検定を就職活動に生かす
秘書検定の受験者層の中で、最も多くの割合を占めているのが大学生の方々です。
なぜ、大学生の受験がこれほど多いのか、その理由は、秘書検定の学習内容が、就職活動で有利に生かされるからと言われています。
就職活動をひかえた大学生にとって、秘書検定資格の取得は大変有意義なものとなっています。
ある大学では、大学生たちの就職を支援する就職指導課において、各種検定や資格試験のための講座が、年間に行われる様々な就職支援行事の中に組み込まれて行われています。
そして、なかでも秘書検定資格は、
社会人としての立ち居振る舞いや言葉づかいが身に付く
として、就職指導の成果が出ているとの報告があがっているとのことです。
大学生は、秘書検定資格に合格することで、『ビジネスマナーを身に付けることができた』という能力の証明を手に入れるばかりでなく、自信を持って就職活動に臨むことができているようです。
秘書検定資格について企業のとらえ方
企業の中には、新入社員に対して、秘書検定資格の取得を義務化しているところもあります。
一般的には、会社は新入社員に対して、入社時の新人研修を社員教育の中心として行っていますが、それ以外にも、秘書検定資格の取得を義務化、または推奨することによって、電話応対のスキル、来客の応対など、社員のビジネスマナー向上に注力しているものと思われます。
企業側もまた、社員のスキルアップについて、秘書検定に期待を寄せていると言えるでしょう。
秘書検定は秘書として就職を目指す人だけのものではない
秘書というと、女性の職業の中でも、「かっこいい職業」として、あこがれを抱いている方も多いことでしょう。
しかし、秘書検定は、「秘書」を目指す方だけのものであはりません。
秘書検定によって、職場での常識、日常のマナーの基本を身につけることができることから、広く、社会人にも必要な資格として、社会的にも一定の評価を得ている資格なのです。
試験の内容は、実務に即した内容になっていますから、秘書検定を取得できれば、就職活動の際に、ビジネスマナーが身についていると評価を受けることができるばかりでなく、実務に就いた時にも、きっと役立つ有益な資格です。
秘書検定は誰でも受験できる
秘書検定に受験資格の制限はありません。誰でも受験できます。
年齢層も幅広い世代の方が受験しています。
大学生、短大生、高校生はもちろんのこと、会社員や主婦の方まで、受験者層も幅広く構成されています。
幅広い受験者層を見てもわかる通り、秘書検定は、
- 就職
- 転職
- 再就職
と、幅広いシーンで有益な資格であるといえるでしょう。
秘書検定はこんな方に受けて欲しい!
秘書検定試験は、こんな方に受験をおすすめします。
就職活動を控えている方
秘書検定受験の際に学んだ内容は、面接試験で役に立ちます。
秘書検定で学んだ立ち居振る舞いを実践すれば、面接試験で好印象を与えることができるでしょう。
新社会人の方・社会人経験の浅い方
社会の常識、ビジネスマナーが、自分自身に備わっているかどうか、自信がありますか?
秘書検定で学んだ内容は、きっとあなたの不安を一掃してくれることでしょう。
基礎を見直したい方
社会人としての生活が長くなった方も、過去に自分のとった立ち居振る舞いや対応について、「あれでよかったのかな」と思った経験はありませんか?
そのようなあいまいなビジネスマナーの知識を、改めて見直してみませんか?
秘書検定に向けた学習をすることで、さらに充実した社会人生活にしていきましょう。
秘書検定3級であれば、集中して学習をすれば、秘書検定のテキストと参考書だけでも、充分合格するだけの力がつきます。
思い切って、はじめての秘書検定にトライしてみましょう。
秘書検定ひとくちメモ
秘書検定は、正式には、秘書技能検定試験といい、公益財団法人実務技能検定協会が実施している検定試験です。
昭和47年に、文部省認定OL職業技能検定として発足し、現在は、文部科学省が後援する公的資格となっています。
年間の受験者は16万人といわれ、これまでに730万人を超える方が受験しています。
秘書検定は4つのランクに別れている秘書検定は、秘書検定の知識や技能の程度を、秘書検定3級~1級の4つのランクに分けて公認しています。
最上位級である1級の下に、準1級があります。