問1の答え
A)あなた様が先日おっしゃった件は、承知いたしております。
B)社長は、昨夜成田空港をお立ちになりました。
C)社長が、お客様に「よろしくと申し上げるように」と申しておりました。
問1の解説
A)社外の人に言う場合なので、相手の人は「あなた様」に、相手が言ったことは「おっしゃった」というように、それぞれ、尊敬語に直す。
B)「おたち」という尊敬語と「になられました」という尊敬語が二重につかわれている。いわゆる二重敬語になっているので、「おたちに」には、「なりました」という敬体を続けるのが正しい。
C)社外の人に言うのだから、たとえ社長の言葉であろうと、「申しておりました」と謙譲語にするのが正しい。
問2の答え
拝啓 暮れも押し迫ってまいりましたが、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
□さて、このたびは、結構なお歳暮をご恵贈賜り、厚く御礼申し上げます。
皆様にはご自愛のうえ、ご多幸な新春をお迎えあそばされますよう、お祈り申し上げます。
□まずは、取りあえず書中をもって御礼申し上げます。
問2の解説
通常漢字で書かれる言葉を正しい漢字で書いているか、「さて、」「まずは、」で改行しているかの2点が採点のポイントです(□ のところは、改行を表しています)。
問3の答え
問3の解説
消すべきところを消し、付け加えるべきところに正しい言葉を書いているかがポイント。
設問の場合は、5か所を垂直の2本線で消すこと。「ご芳名」は「ご芳」まで消すことを忘れないこと。
また、あて名は秘書室という団体になっているので、「行」を「御中」と書くこと。
丁寧におことわりするように・・・との指示であるから、解答例のように、一言書き添えるとよい。